
ボウリングは、年齢や性別を問わず、90 歳を超えても楽しめる生涯現役スポーツです。
5 ~ 6 ㎏のボールを持って構える・持ち歩く・スイングする・投げるといった、リズミカルな動作により全身の筋肉と精神・認知系(脳・神経)、呼吸・循環系(肺・心臓・血管)を刺激します。仲間と笑い合いながら汗を流して適量のエネルギーを消費する時間は、心にも体にも好影響をもたらします。

株式会社S・S・I は、健康ボウリングを通じて楽しく健やかに華やかに長生きするライフスタイル「健幸華齢」を応援しています。
ボウリングが元気長寿に良い理由
ボウリング1 時間のプレーでは、約150~300 kcal を消費します。
これはウォーキングや軽いジョギングに相当し、体格や投げ方により個人差があります。
腕・脚・背中など40 種類以上の骨格筋を使うため、筋力の維持やバランス感覚の向上に役立ちます。
また、運動中は心拍数や血液循環が高まり、糖や脂肪が効率良くに燃焼されます。

仲間との会話や笑顔が自然に生まれることで、ストレスホルモンの分泌が減少し、心の健康にも良い影響を与えます。
無理なく楽しく続けられるボウリングのような運動こそ、元気に健康寿命を延ばし「健幸華齢」を実現する第一歩です。

ボウリングが認知症予防に有効︖その根拠は︖

田中喜代次 氏
筑波大学名誉教授、日本プロボウリング協会理事、日本介護予防・健康づくり学会理事長、株式会社THF(Tsukuba Health Frontier)代表取締役。専門は健康増進学、スポーツ医学。
健康な状態を保ちながら元気長寿(健幸華齢)をめざす上で最も重要な要素は、【脳の健康(認知機能の維持)】と【安全に運動を続けられる環境】です。
ボウリングはこの2つの条件を極めて高いレベルで満たす、数少ない生涯スポーツであると言えます。
ボウリングは「脳の総合トレーニング」認知症予防効果が期待される理由~
近年、研究論文や実践報告により、運動や趣味の活動を習慣化することで認知症予防や脳の健康維持に役立つエビデンスが注目されています。
特にボウリングは、体を動かす運動(有酸素性運動、筋力運動)であるとともに、考える力や段取り、仲間との会話(知的活動、社交)などが自然に含まれる「複合型スポーツ」であり、脳の働きを保ち、心と体の健康を支える可能性が高いと考えられています。
1、認知機能(脳機能)への刺激
仲間とボウリングを楽しむ時、以下の10 の基本ステップの内、1 ~ 8 が自然に行われます。
①友人と連絡を取り合い、日程を決める
②ボールやタオルなどの持ち物を準備する
③受付を済ませ、着替えをする
④ロッカーで着替えてプレイの準備をする
⑤テーピングやストレッチをする
⑥シューズの滑り具合を調整する
⑦レーンの状態を観察する
⑧スコアを暗算する
⑨好プレーに喜ぶ・うまくいかなかった原因を考える
⑩ゲーム終了後、仲間と話をしたり次回の計画をする
これらはすべて、計画する力・判断力・記憶力・感情のコントロール・社会的交流など、脳のさまざまな部分を使う作業となります。
無理なく骨や筋肉を保つ運動でありながら、頭もしっかり使うため、日常的な認知機能の活性化が期待できます。

2、脳の「ワーキングメモリ」や「空間認識力」の活性化
ボウリングが認知症予防に役立つもう一つの理由は、空間認知力や記憶力といった脳の重要な働きを自然に働かせるスポーツであるという点です。
ハーバード大学医学部のPatel 博士ら(2024 年)の研究では、救急車やタクシーの運転手のように「日常的に空間認知を使う職業」の人は、アルツハイマー病(AD)による死亡率が他の職種より低いことが報告されています。進む方向を常に判断し、変化する環境に合わせて動く行為は、記憶を司る海馬を活性化させるからです。
同じことがボウリングにも当てはまります。レーンごとに微妙に異なるオイルの状態を読み、残ったピンの配置から狙い方を考え、スコア計算や投球の修正を行うなど、プレイ中は絶えず空間認識とワーキングメモリを使います。このような過程が脳の働きを刺激し、認知機能の維持に寄与すると推察されます。

3、仲間との交流が心の健康を守り、生活全体を整える
ボウリングは屋内スポーツのため、比較的安全で、天候に左右されず、幅広い世代が気軽に参加でき、仲間と笑い合いながら過ごす時間は孤立感の軽減にもつながります。
認知症の主な原因は加齢による脳の萎縮ですが、予防には、栄養バランスの良い食事や良質な睡眠、認知機能を刺激する活動、十分な交流、そして無理なく続けられる運動が重要です。
ボウリングのような適度な運動は睡眠の質を高め、睡眠中や就労中の血圧を安定させることが期待でき、こうした効果は認知症の危険因子を減らす助けになります。
日常的にボウリングを楽しむことは、生活習慣を自然と整え、認知機能の低下を防ぐ一役を担うと考えられます。
ボウリングは、誰もが継続しやすく安全で楽しめるスポーツです。ルールやマナーの習得、仲間との交流などボウリングを通じて脳と心身の健康のために良い習慣が身自然とにつくでしょう。
ボウリングは熱中症予防に有効
全国各地で今年(2025 年)の6 月の猛暑日(最高気温35℃以上)日数が最多記録となり、熱中症予防の必要な季節はもはや7 月と8 月に限りません。暑い季節でも寒い季節でも、春でも秋でも適度に身体を動かす習慣を維持することは、熱中症予防(暑熱順化)のみならず健康保持や体調管理にはとても重要です。ここでは、屋内での生涯ポーツである「ボウリング」が、熱中症予防に適している確かな理由について解説します。

1、屋内スポーツである安全性
サッカーやテニスのような屋外スポーツは、特に夏の炎天下では強い紫外線や高温多湿の環境にさらされ、熱中症のリスクが高まります。また、日本スポーツ協会などが提唱する暑さ指数(WBGT)の高い日は、屋外での運動は原則中止するよう推奨されます。一方、ボウリングは空調の効いた、湿度と温度が適切に調整される屋内で行うため、季節や天候に左右されず、身体にとって快適な環境で安全に楽しめます。
2. 水分補給が個々のペースで行える安全性
スポーツ活動中の熱中症予防には「適切な水分・塩分補給」が重要となります。
ボウリングは競技中や健康教室中であっても、自分のタイミングでいつでも水分を補給できるため、脱水症状を防げる最善の環境です。
3. 年齢や体力に合わせて無理なく行えること
ボウリングは激しいスポーツではなく、ゲーム数や球速、投球フォームなどプレイスタイルを自分の身体や体調に合わせて調整できます。高齢者や子どもでも楽しめるため、親子3世代など幅広い年代の人が一緒になって楽しめる生涯スポーツ種目の代表例と言えます。

>> まとめ
熱中症予防には、「暑熱環境の回避」「こまめな水分補給」「無理のない運動」が重要です。しかし、ボウリングのように快適な環境では、熱中症予防を意識することを忘れてしまいがちです。汗をかいたらすぐ拭けるように「タオルを持参する(暑い夏には冷却効果のあるタオル使用もおすすめ)」「必ずこまめに水分を補給する( ペットボトルのお茶や水を凍らせて持参することでアイシングにも利用できます)」「体温調節がスムーズにできるよう動きやすく通気性のよい服を選ぶ」などを心がけて楽しみましょう。これらの点に留意して行えば、どんな季節にも安心して楽しめる生涯スポーツ・健康スポーツ・競技スポーツとして、何よりも熱中症予防の観点からボウリングは非常に有効だと言えます。
「一生のパートナー」としてボウリングをおすすめします

姫路 麗(ひめじ うらら)プロ
公益社団法人日本プロボウリング協会(JPBA) 第33 期生(2000 年プロ入り)、公益社団法人日本プロボウリング協会副会長(2017 年~)、公式戦通算勝利数34 勝、永久シード︓2019 年取得(女子史上9人目)
2019 年~(株)S・S・I「リカメンプラス」ご愛飲
https://www.s-s-i.jp/lineup/liquamenplus/
ボウリングは、“本当にボウリングを愛する人たち” が支えているスポーツです。
激しいスポーツではなく、ボールを持って「構える・歩く・投げる」というリズム動作を繰り返すことで、全身の筋肉と神経を刺激するという素晴らしい特長を有しています。
世代を超えて一緒に楽しめること、天候に左右されず安全に続けられることは、高齢者の健康づくり・生涯スポーツとして大きな魅力だと感じています。
ボウリングは「心と体を前向きにしてくれる、一生付き合えるパートナー」であると考えます。年齢を問わず、今日が人生の新しい一日目だと思って、マイペースでアプローチに立ってみてはいかがでしょうか。
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